[最近思う事] 2003年

                                                            《8月下旬へ》

    8月14・15日  終戦記念日に
 

  終戦も半年後に控えた、昭和19年12月ニュージーランド沖で帆船パミール号は、日本海軍の潜水艦と遭遇した。敵潜水艦の砲口はこちら パミール号に向いている。全員死を覚悟した。数分後、 電信が送られ、潜水艦は静かに姿を消した。

 本船は貴船の美しさを葬るに忍びず。安全なる航海を祈る

                イ12号艦長 工藤兼男大佐

 その後、パミール号は無事サンフランシスコに到着したが、伊12号は翌年南太平洋で撃沈され、乗員80名は艦と運命を共にした。

   
    8月13日  アブラゼミ
 

 沢山のセミが公園で鳴いています。
 セミは地上にでてきてからは非常に短命だと言われています。既に力つきてうずくまっているセミもいます。私の足下に落ちてきたセミを拾い上げて、モデルになって貰いました。
 モゾモゾ動くセミを手の中に納めたのは、随分むかしの事になるでしょうか。
 抜け殻まで見つけて、夏の真っ只中にいるようです。抜け殻は背中にカッターでスパッと切ったような、ぬいぐるみから出てきたチャックの開きのような痕があります。自然はよく出来ています。

   
    8月12日  灯籠流し
 

 江東区と江戸川区との境を流れる中川で毎年お盆に行われます。戦没者慰霊の灯籠流しです。東京大空襲の当時、猛火に追われ逃げ場を失った人達がこの川に、身を投げて災難を逃れようとしましたが、果たせず横死してしまったのです。その数、千とも二千とも言われています。
 灯籠には戦死した家族の名前や、慰霊の言葉が書き記されています。薄墨で花や詩を書き込んだ手の込んだ物も有ります。時代が変わったのでしょうか、子供達のおおらかな願い事や絵が描かれた物も有ります。
 色とりどりの灯籠が流れていきます。幻想的な一時です。

   
    8月11日  台風一過
 

 台風が去って、今日10日は秋晴れに快晴です。当地のお祭りも滞りなく全て終了しました。大人御輿、子供御輿、山車、盆踊りは予定通り行われ沢山の参加者で賑わいました。昨日が台風で流れ、今日1日だけのお祭りですから、別れを惜しんでなかなか御輿から離れなくて、余韻を充分楽しんでいました。

 台風の影響で、隅田川はご覧のように土色をした濁りようです。上流から沢山のゴミが流れて、まことに汚い事ですが、船は通常通り運航されています。厩橋から駒形橋を望む。

   
    8月10日  台風10号
 

 只今台風10号が通過中です。昨日9日午後2時頃雨が水平に飛んでいます。それも普段見ないような凄まじい量の雨が降っています。写真にするとキリの中の公園、みたいな柔らかいトーンになっていますが、手前の樹木も大きく揺れています。

 その影響で、お祭りの舞台は台無し。土曜日の盆踊り、子供御輿、全て中止です。今日10日は台風一過、晴れ間の中でお祭りが挙行出来るでしょう。

   
    8月9日  熱中症
 

 従来、熱痙攣、熱失神、日射病、熱疲労、熱射病、等と呼ばれていたものが最近では総称して「熱中症」と呼ばれます。体内の熱がうまく体外に放出出来なくなって、気分が悪くなり、軽い失神や嘔吐、意識障害を起こし、最悪死につながります。特にこの暑い時期に屋外で運動したり、労働中に起こります。今年も関東地区で死者が出ていますし、梅雨明けで急激に真夏になって、発症した人は一日に数百人に上っています。

 では、不幸にしてなってしまったら、どうするか。まづ、涼しい所に運び、楽な姿勢にして、スポーツドリンクなどを充分呑ませ(生水は逆効果)、身体を冷やします。それでも症状が回復しない時は、直ぐ救急車の要請をしましょう。一刻を争う事態になっているかも知れません。そのぐらい大変な病気なのです。スポーツでは 「気が足りない」とか、「気合いの問題だ」とかのレベルではありません。直ぐに中止して看護に当たるべきです。 

  では、普段どの様な注意をすればいいのか、熱中症予防8ヶ条から
1. 知って防ごう熱中症。http://www.heat.gr.jp/ 熱中症について詳しいホームページ
2. 暑いとき、無理な運動は事故のもと。炎天下の仕事もです。
3. 急な暑さは要注意。今の時期で、身体が暑さになれていません。
4. 失った水と塩分を取り戻そう。スポーツドリンクと塩分の補給と梅干しも良いでしょう。
5. 体重で知ろう健康と汗の量
6. 薄着ルックでさわやかに
7. 体調不良は事故のもと。二日酔い、寝不足、等は最悪です。
8. あわてるな、されど急ごう救急処置

   
    8月8日  立秋(りっしゅう)
   二十四節気の一つ.太陽黄経135度。立秋です。
 梅雨が明けたばかりなのに、もう”秋”なのです。ただ、暦の上ですが本当なのでしょうか。年間で最も気温の高い時期か、それをいくらか過ぎた盛夏期。真夏日(日最高気温が30度以上の日)の日数は7月で3.0日、8月で4.5日が平年値。まだ夏の様相は濃いが、日射や風、虫の鳴く声にもどこか秋の気配が感じられる。 とは言われるものの、真夏の真っ只中。お身体にはご自愛下さい。
   
    8月7日  スダレの中は
 
 

       

 
  
  「酌みかはす影ちらつきし青すだれ」
  扇橋

 夏の暑い日、窓辺に日除けの青すだれが下がっています。夕刻を過ぎて中の燈火の漏れる時間に、外を通りかかると、部屋内で酒を酌み交わしている。
 その、見えるような見えないような、微妙な情景がほのぼのと外まで漏れ伝わってきます。通りすがりに覗いた、夏の夜の素敵な幸せが伝わってきます。
 

 

 

 

   
    8月6日  富士山夜景
 

 8月、暮れゆく富士山の景観です。
 湖畔の土産物店の灯が下に見えますし、頂上付近には登山客のカンテラ(懐中電灯)の光が点々と山道をジグザグに見せています。
 明日朝は素敵なご来光に遇える事でしょう。

山中湖から撮影。

写真をクリックすると大きな写真が見られます。

 

 

   
    8月5日  キスの味
 

 近所の友達に連絡をとって、10人ほどのグループでキス大会です。子持ちシシャモではなく子連れ奥様も交えてのキス大パーティー。
 事の発端は友人が大漁旗を揚げて帰って来た事に始まります。自宅用と友人にも配ったのですが、それでも100匹以上のキスが手元に残っています。そこで友人を集めての魚パーティー。キスをおろして三枚にし天ぷらに、大きいのは酢で 〆てお刺身に、あごの頬肉は唐揚げにして箸休め。江戸前の鮮魚、天ぷらは魚臭さも全くなく、ほくほくの絶品。他に酢で〆た小鯛の刺身、キスの卵巣、小エビと野菜の唐揚げ。
 それと何と言っても、サーバーを借りての生ビールと、銀盤の純米山田錦50%。2000円台でこんなに美味いお酒が飲めるのかと感激しながら、酒屋さんにもう1本追加を出すほどです。
 正直者の時計も針の回るのを早めて、意地悪をしています。久しぶりの、良い友人とイイ酒と良い肴に恵まれた晩でした。ごちそうさま。

   
    8月4日  富士山初登頂
 

 富士山の山開きが済んで、多くの富士山愛好家が、登山を楽しんでいます。
 私も山頂を征服した事がありますが、その爽快感、達成感は素晴らしいものです。とは言いつつ、子供を連れての登山は大変です。当時子供達は小学生高学年ですが、大人より体力はあります。初回、五合目は曇りでしたが、登り始めたら雨が下から降ってきます(日本語が少しヘンです)。雨は上からだけでなく、下から吹き上げてきます。次の山小屋で避難して、おりてくる登(下)山者に聞いてみると、上まで同じ状況とのこと、合羽の足首等をグルグル巻きにして退散。下界は上天気なのにな〜。
 次の週に再チャレンジ。天候に恵まれ9合半の山小屋で宿泊。宿泊と言っても長〜い布団に登山服ごと横になります。次の人は頭を向に足を私の肩のとこにして、横になります。その次の人は頭と足を逆にして同じように横になります。つまり、頭、隣の足、頭、足と並ぶのです。遅くに到着の登山者はトイレの隣や廊下にも寝かせられる羽目になるのです。
 翌朝3時起床、起きた姿が当然登山姿。それで頂上を目指します。真っ暗で寒くて寝ぼけマナコで、何でこんな石ころだらけの坂を登らなくてはいけないのかと、思いながら黙々と登ります。前後には同じ思いの登山者が列を作っています。それでも出発が遅かったと見えて、途中からご来光が登ってきました。登山者全てが感嘆の声と歓びを口に出す瞬間です。回りが明るくなって、頂上に着くと寒い事寒い事、新聞を丸めてセーターの中に入れて、合羽も防寒着として着用。やっと人心地がついて、見回すと臨時郵便局と、お土産屋さんと、浅間神社の本社があります。賽銭入れてお祈り、お土産屋さんで登山手形を購入。早々に宿泊した小屋まで下山して、朝食。やっとここで一安心。心も楽になって、下山するのは気持ちのイイものです。その時間にこれから登る人達とすれ違うのですが、昨夜の疲れを思うと、登る人達に同情を感じてしまいます。
 下界はナント暖かく、草木も生えて、緑の中にあるのでしょうか。やはり下界の素晴らしさに感銘を覚えながら車の人となりました。

   
    8月3日  梅雨明け宣言
 

 関東、東北南部も梅雨明け

 関東甲信地方と東北地方南部の梅雨明けが発表されました。
 雲画像を見ると、北日本に1番の雲がありますね。この雲の南側が夏の高気圧の勢力の範囲なのです。
 明日は東日本や西日本には南から湿った風(2番)が入り、晴れるもののにわか雨の降る所もありますね。
 一方、南の海上の台風は、台湾の方向に進む見込みです。まだ、日本に直接影響を与える可能性は少ないですね。
(TBS気象情報より)

  昨日2日、梅雨明け宣言が東京地方にも出ました。、これでやっと夏になれるんですね。言われただけで、現金なもの、身体がその気になります。海も良いし、山も捨てがたい。同じ行くなら屋上ビアーガーデン。

   
    8月2日  ストリートアート
 

 青山の小さなトンネルの壁面に、落書きではなく、いろいろな人達が競作して壁画として、展示(?)されています。
上手い物もあれば、まだ若い絵もあり、既成のものにとらわれず自由な創作絵画が楽しい。縦2m位の沢山の大作の中からピックアップしたものです。ゆっくりご覧下さい。

    
            
             
   
    8月1日  川辺
 

 江東区の運河にも釣り人が糸を垂れる時期になってきました。例年でしたら夏休みにはいると釣り人が家族連れでどっと繰り出すのですが、今年はちょっと遅いようです。 江戸以来、江戸っ子の釣りと言えばこの釣りです。何が釣れるかと言うと「ハゼ」です。誰にでも簡単な仕掛けで釣る事が出来る代表的な魚で、6〜7cm位のが沢山釣れています。天ぷらや甘露煮にすると最高ですし、もう少し大きくなれば開いて天ぷらにすると「キス」より美味です。やはり酒の肴には応えられません。
 あらら、どうして最後は酒の話になるのだろ。 (^_^;

   

 

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