放鷹術の実演

諏訪流第17代鷹師・田籠善次郎氏の放鷹(ほうよう)術

 

 

鷹を飛ばす。野球の球を投げるように、後ろに鷹を引き前方に投げるように、放鳥する。
右;空中で鳩をダイレクトキャッチした鷹

 

浜離宮庭園の隣は汐留めの高層街です。正面の電通ビル、100数十メートル屋上から放たれた鷹は
上空を数回旋回し、この広場に降りてくる・・・・はずでしたが、別の獲物を見つけて急降下し、広場の
奥の林の中に消えてしまいました。

 

屋上の様子;毎回手元に戻ってくる鷹でしたが、今回はどうしたのでしょうか。練習日には
素直に戻ってきたのに・・・、今日はとっても上等な獲物を見つけたのでしょう。

 

鷹狩りには、いろいろな種類の鷹が使われますが、これは大鷹です。

 

鷹匠の衣装;先代の宮内庁鷹匠であった花見薫氏にならい、昭和の初めの衣装を着けています。
「鳥打ち帽子」を被り、「野絆天」(のばんてん)の上に「絆取り」(ばんどり=道行き)を着ています。
足元は「股引」(ももひき)の上に、「脚絆」(きゃはん)を着けて足さばきと足首を保護しています。
刺し子の入った「地下足袋」は明治以降のならいです。
 前に下げている籠はエサ箱で、お上手に演技が出来ると、エサが貰えます。

2006.1.2.東京・浜離宮庭園にて

 

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