9月1日午後5時 上野公園から浅草方向に、大火焔を見る。国民新聞社撮影。
新宿・元淀橋浄水場に残された、補修用大口径鉄パイプが一瞬に裂けてしまった。展示品ですが、管の中には青い草が生えています。
浅草の対岸にあったアサヒビール工場の鉄柱が火災によって溶けて固まりになってしまった。
写真いずれも、墨田区横網・東京都慰霊堂脇にある東京都復興記念館にて。
関東大震災は、大正12年(1923)9月1日(土曜日)午前11時58分32秒、神奈川県相模湾北西沖80kmを震源として発生したマグニチュード7.9、海溝型の大地震です。地震による直接の被害より、その後に起こった火災による被害が多くを占めています。能登沖にあった台風の影響で火災旋風を引き起こしながら広まり、鎮火したのは2日後の9月3日午前10時頃とされている。
結果、死者・行方不明者は十万五千人余だったという。 |