[最近思う事] 2003年

                                                                                                                            《8月上旬へ》

    7月31日  飛行機の安全性
 

 左のイラストをよくご覧下さい。どこかヘンですよね。クイズ風に言えば一ヶ所おかしな所があります、それは何処でしょうか?

 この飛行機はF−15イーグル戦闘機。1984年アメリカ空軍が公表した写真を元にイラストされています。イラストレーター田村哲也氏。
 右の主翼が事故で失ってしまった「片翼の飛行機」です。残された左主翼と後部の水平尾翼、垂直尾翼を使って奇跡的に生還したものです。事故の原因については、いまだ公表されませんでした。
 イラストは  読売新聞社 「日本の航空技術はここまできた」 加藤寛一郎著 より

 今の航空機は安全係数が高く設計されていますので、どの乗り物よりも安全だといわれています。また、パイロットの高度の技術が有ればの話です。しかし、飛行中に右主翼が吹っ飛んだり、このイラスト説明でも”奇跡的に生還”と言うところが怖い。

 昔、小朝のジョークに、こんなのがあった。
ソ連(ロシアになる前)で飛行機が翼を切断して連続墜落していた。科学者がいろいろ研究していたが、良き対策が見つからなかった。その話をトイレでしていると、清掃のおばさんがヒントをくれた。「翼に切取線を入れなさい」、「そんなの入れたら、そこから切断して、なおさら翼が弱くなってしまう。」、「いいえ、トイレットペーパーが切取線から切れたためしはありません」。

   
    7月30日  競技用ボート
 

 梅雨の合間、ボートの”フォア”練習中です。ミズスマシのように水面をスイスイと滑るように進んでいます。見るだけでなく私もオールを握ってみたくなります。舟から下りたら、身体がギシギシ言うかも知れませんが、川風に吹かれながらゆっくりペースなら是非チャレンジしてみたい。

 ヨットなんかは横向きで操作しますが、後ろ向きで走るレースはボートぐらいでしょう。後ろ向きで走るなんて、どんな気分なんでしょうか。

   
    7月29日  スポーツ中継
 

 水泳世界選手権大会で、北島が100m、200m平泳ぎで各金メダル。それも世界新記録で優勝です。それはそれは素晴らしく、凄い事です。心から喜べる出来事です。
 ところが、TV中継のアナウンサーのうるさい事、何も考えていないのでしょうか。ラジオでしたらある程度、細かく説明しなければならないでしょうが、TVでは無駄口の関係ない形容詞ばかり並べた実況にはあきれるのを通り越して、怒りさえ覚えます。それが有名なアナウンサーだときたら、なおの事です。昔、F1自動車レースを実況して、関係ない無駄口の形容詞羅列のアナウンスをして総スカンを食らった事を、本人も後で間違った実況放送だったと反省していたが、今回も全く同じ誤りを犯していた。
 実況とは何か、TVでのアナウンスはどうすべきか、初心に返って勉強して欲しい。貴方はプロ中のプロなのだから。

   
    7月28日  梅雨明けは?
 

 7月26日九州から東海まで梅雨明け宣言をされました。27日北陸地方も梅雨明け宣言が出ました。関東・甲信越地方はまだ、ぐずついた天候が続いています。東北方面では冷害の気象情報が出ていますし、夏物商戦が不発に終わっています。これから猛暑が来ないと景気も上向かないでしょう。
 昨日始めてセミの声を間近に聞きました。そして夏の花の代表選手、”カンナ”と、”ヒマワリ”を見て何だか感動していた自分がおかしい。それほど夏を恋いこがれているのでしょうか。

 今日あたり梅雨明け宣言を私が出しましょうか。

   
    7月27日  土用の丑(うし)
 

  「今日は土用の丑の日

  事の起こりは平賀源内が提案したという説が一般的です。江戸時代、あるうなぎ屋が商売がうまくいかず、平賀源内にもちかけたところ、源内が「本日土用丑の日」(今日うなぎを食べるといい・・・)という看板を店先に出したそうです。その当時、ものしりとして有名な源内の言うことならということで、そのうなぎ屋はたいへん繁盛したそうです。その後、他のうなぎ屋もまねるようになり、「土用の丑の日にはうなぎ」という風習が定着していったようです。
 
この日1日はうなぎの消費量が普段のおよそ3倍にもなります。鰻の厄日です。

 鰻には良質なタンパク質やカルシウム、ビタミンA、B1、B2、Eなどがたっぷり含まれています。 また、頭が良くなるといわれて話題になったDHA(ドコサヘキサエン酸)も、EPA(エイコサペンタエン酸) もちろんうなぎには含まれています。EPAはコレステロールや中性脂肪を減らすはたらきがあり、脳梗塞や心筋梗塞といった血液の病気の予防に効果があ ります。栄養素の固まりのような食べ物で、食欲の無くなった夏場にはうってつけの食べ物のようです。

 私の家で買ってくる、スーパーの鰻はなんであんなに硬くて、尻尾の方はひからびているのでしょうか。たまにはハフハフの柔らか鰻と対面したいものです。でも、今年はまだ梅雨も明けず、寒いくらいです。鰻に飛びつくほどの 暑中の疲労感はまだありません。

   
    7月26日  ミョウガ
 

 ミョウガ(襄荷(じょうか)、本当の字はくさかんむりですが漢字表に無いのでこの字で代役。”茗荷”はあて字)

 俗に”茗荷を食べると物忘れをする”とは本当でしょうか。酒を飲み過ぎるとそうなる人がいますが、野菜の茗荷ではその様な事はありません。ではどうしてその様な俗説が出てきたのでしょうか。

 いろいろな説があって、その逸話から言われるようになったのは確実。その話とは、釈迦の弟子で愚鈍第一の周到槃特(しゆり はんどく)の塚から生えた草を”鈍根草”と名付けた。槃特は自分の名も覚えられないで、その名を書き付けた物を荷なって歩いたというので、名を荷なう、茗荷とはとは鈍根草のことだという。だから茗荷を食べると愚になると言われたのでしょう。またこの話も、日本人の創作だと言われています。

 どちらにしても、この季節美味しい野菜の一つである事は間違いありません。また各種の薬効もあって珍重され、紋所にも使われています。佐賀35万七千石の鍋島家の家紋が”抱茗荷”です。

  「茗荷でも馬鹿にはならぬお家柄」  江戸川柳

   
    7月25日  睡眠不足にご注意
 

 総務庁の調査によれば、国民の平均睡眠時間は、25年前に7.8時間だったのが、昨今では7.4時間にまで減少 。また、ある女性誌が最近20代の読者にアンケートをとったところ、6.6時間という結果が出たそうです。

 昨夜も遅くまでビデオを見ていたので何時間も寝ていない。インターネットに熱中していたら、いつの間にか朝になっていた等という経験は誰にもあるはず。ライフスタイルが多様化して、今、夜型の生活や不規則な生活をする人が増加しています。

 睡眠は、人によってその時間も質もさまざま。9時間寝ないと寝た気がしないという人もいれば、4時間でもすっきり目覚める人、あるいは夜間の睡眠時間が少ない代わりに昼寝をしている人など、個人差が大きいのです。一般的には、健康的な睡眠時間は7〜8時間といわれていますが、すべての人にこの原則があてはまるとは限りません。しかし、睡眠不足による実害は大きくて、しっかりと睡眠は取りたいものです。

 成長ホルモンは寝ている内に多く分泌されるそうです。私は子供ですから、何時も早く寝ます。はい!

   
    7月24日  隅田川花火大会
 

 今年も今月の最終土曜日26日に行われます。隅田川の川開きとして両国橋の近くで打ち上げられていましたが、交通渋滞が激しくなって昭和36年(1961)を最後に中止になってしまいました。今では会場を浅草よりの2ヶ所に移して再開されています。では、この花火大会の費用はどこが負担しているのでしょうか。地元の有志でしょうか。企業スポンサーが負担しているのでしょうか。花火のコンクールを催しているので花火メーカーが宣伝を兼ねて負担しているのでしょうか。
 昭和36年以前は柳橋の花柳界や船宿、浜町河岸の大企業が全部を負担していた。高度経済成長の裏で隅田川は真っ黒などぶ川以下に成り下がり、コンクリート護岸に妨げられて遊客が激減した。そのあおりをくって負担金が重荷になって、中止になった、というのが真相らしい。
 ’78年再開されたが費用が掛かる事は今でも同じ事です。約1億五千万円の費用を東京都と近隣の区で約1億円を負担しています。残りをTVの中継料や企業スポンサーに頼っていますが、面白い方法で1千万円以上のお金を集めています。それは、特別観覧席を設け1口五千円で2200席売り出された(昨年度)。すぐに売り切れたそうです。今年はどの位売り出されたのでしょうか。

   
    7月23日  何の花?
 

 素敵な花たちです。金平糖をまいたような可憐な花たちです。紫陽花(アジサイ)が終わった今、指輪のような、風車(カザグルマ)のような素敵な顔を見せています。
 残念ながら花の名前は分かりません。お分かりの方がいたら教えてください。左の写真が時間が経つと右の写真になります。

■とこさん、ありがとう。「ランタナ」だそうです。『見るな 触るな 食べるな 飲むな と言われるほどねぇというほどの、毒性があるそうです。こんな可憐な顔をしてね〜ぇ。何とかと同じで、手を出さないでヨカッタ。
他に何人かの方からメールで直接お教えいただき、ありがとうございます。

   
    7月22日  国民性を示すジョーク
 

 タイタニック号が遭難した時、救命ボートに全員は乗れませんでした。その時の優先順位は女・子供ですから、大部分の紳士方は救命ボートに乗れません。その極限状態の中で船長がみんなに説明しています。
 先ずイギリス人に「貴方は紳士だ!」と言うと彼はボートを離れた。アメリカ人には「貴方はヒーローになれる!」と言うとガッツポーズで海に飛び込んだ。次にドイツ人に「これはルールなのだ!」と言うと納得して従った。ロシア人には「本国からの指示だ」と言うと素直に従った。
 最後の日本人に「皆さんそうしていますよ」と言うと、回りを見渡し慌てて海に飛び込んだ。

 真実は、ただ一人の日本人の乗客が、二等船室に乗船していた。当時41歳の鉄道院福参事・細野正文がいたが、幸運にも救助されました。

   
    7月21日  大賀ハス、その2
 

 千葉市検見川駅の北側に有る東大総合グラウンドの北西の端にある蓮池。そこに大賀ハスだけが育てられています。近くにセブンイレブンが有りますので直ぐ分かります。道路からも池を見る事が出来ます。この蓮池の先300m位の所でこの種が発掘されたものです。写真左側のハスは直径20cm位、大きいのは30cm位あります。右側は群れて咲いているところですが、あと1週間ぐらいが見頃でしょう。(千葉公園の同じ蓮は終わっています)上野不忍池の普通(?)のハスより大きくて色も清楚でした。

   
    7月20日  土用(どよう)
   土用とは、四季のそれぞれにあり、立春、立夏、立秋(8月8日)、立冬の前18日間をいうが、現在はもっぱら夏の土用だけが使われています。 春は清明、夏は小暑(7月7日)、秋は寒露、冬は小寒の後、各13日目に土用に入り、18日で土用が明けて次の季節が始まる。 暑熱が最も盛んな時で、農耕上重要視される。「土用半ばに秋の風」との年もある。
 台風域内で発生した風浪(ふうろう)は、うねりとなって日本沿岸に押し寄せてくる。例年、夏の土用の頃になると台風の発生回数が多いので、日本南岸には、風も無いのに断続的に高いうねりがやってくる。これを”土用波”という。そのため、海水浴客が高波にのまれたり、岩場の高波の立ち上がりで釣り人が波にさらわれたりすることがある。

 土用の丑(うし)日は7月27日です。このことは、その時にまた書きましょう。

   
    7月19日  各国いろいろ
 
イギリス 999
ドイツ、オランダ、デンマーク、フィンランド 112
スイス 118
オーストリア 122
フランス 18
イタリア 115
スペイン 080
ギリシャ 115
ロシア 01
インド 101
タイ 199
シンガポール 995

 さて何の数字でしょうか? 大事な大事な番号ですから、渡航する時は覚えておいてください。続いて、

アメリカ、カナダ 911
中国、韓国、台湾 119
日本 119

 そうです、レスキューの非常用電話番号です。当然、火事・救急・救助の時の電話番号です。
日本と同じ”119”は中国、韓国、台湾だけです。
 ただ、緊急時にダイアルは回したものの、現地語で的確に情報が送れて、救助を依頼する事が出来るでしょうか。それが問題だ。

   
    7月18日  大賀ハス
 

 大賀ハスとは、昭和26年3月20日、千葉市検見川遺跡の泥炭層から約二千〜三千年前の古い蓮の実を発掘。ハス博士といわれた「大賀一郎」東京大学農学部教授が、縄文時代に咲いていた古代ハスの種3粒を発見し、 化石の発掘と信じられていたが、栽培に着手。3粒とも発芽したが、そのうちの一粒の芽が成長し、開花に成功したものです。51年前の話です。

 開花した日が昭和27年7月18日の今日です。 発見者の大賀博士の名を取って「大賀ハス」、または「古代ハス」と名付けられ、各地へ分根されることになり、今では各地の公園、植物園、学校などで鑑賞する事が出来ます。大賀博士69歳のことです。

 平成11年ふるさと切手として、記念切手も発行されています。”大賀ハス”と千葉公園の”蓮華亭”を描いています。
 昭和29年には千葉県の天然記念物に指定され、平成5年には千葉市の花に指定されています。

   
    7月17日  欠伸(あくび)
 

 欠伸は酸素が不足した脳に酸素を豊富に供給するために、通常の呼吸以上に酸素を取り込もうという、一種の深呼吸なのです。 これは、欠伸が脳の酸素不足によって起こる一種の反射 なのです。
 もともと、脳という器官はその大きさのわりにエネルギー源や酸素を大量に必要とすることでも知られています。脳は体重の約2.5%ほどの重さなのに、全身の血液の20%が流れ、呼吸によって取り入れられた酸素の20〜25%を消費しているのです。
 このように多量のエネルギー源や酸素を必要とする脳は、からだの他の器官を犠牲にしても優先的に栄養を摂っているのです。だから、酸素が不足した状態になると、大脳皮質の判断を待つことなしに、強制的に酸素を取り入れようと反射(欠伸)が起こるのです。

 また、欠伸時に大口を開けるのは、空気をたっぷり取り入れ、二酸化炭素を体の外に出します。また、物を噛むときに使う咬筋が強く引き伸ばされ、大脳皮質に刺激が送られ一時的に意識をはっきりさせる効果もあるのです。

  「欠伸」をすることで、脳をはっきりさせ、眠気を防ぐのに役立ちます。
 だから・・・、午後の会議などで欠伸が出たとき、決して”しからない”でください。貴方の話をもっと良く聞こうと、脳が思って行動に移しただけの事ですから。

   
    7月16日  時計草
 

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 ブラジル原産の蔓性の植物です。背丈は大きくありませんが、花は5〜7cmぐらいの大きさです。名前の通り時計の文字盤と針のような形をしています。一度見たら忘れられない名前になります。
 歩・車道の境目、並木の脇に、近くの人が植えたのでしょう。素敵な形の花を付けていました。江東区にて。

 

 

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